Regaliaという貴種流離譚

あらまし

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The STAGE 中等部- Regalia*1に行こう。当日券もあるし配信もある。是非とも見よう。最高だ。

Regaliaとは

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The STAGE 中等部- Regalia」はレヴュースタァライトシリーズの最新の舞台だ。今回はDelightでも出てきたシークフェルトの中等部が主役となる。

お話としてはDelight以前の高千穂ステラ達が来日してきたばかり時期のものだ。高千穂ステラと大賀美詩呂がドイツを離れ日本のシークフェルトにやってきたという、よくある過去編でのメインキャラの登場回といったものである。

展開としてはそれぞれにいさかいがあり、レヴューに巻き込まれ、決着がつき、次の舞台を目指すといったものだ。色々あるけどレヴューで決着がつく。いつものスタァライトの舞台といえばわかる人にはわかるだろう。

高千穂ステラの貴種流離譚

さて、この高千穂はシークフェルト家という著名な家系の生まれだそうだ。しかしドイツ時代に舞台で失敗をして、やり直す為に縁のあるシークフェルト音楽学院に来たらしい。一方で、今作や前作の一部でセンターを張るなど、エーデルの中心で王たるフラウ・プラティーンになるかのような扱いを受けている。高貴な生まれな者が元いた場所を離れ、苦難を乗り越え、王になるという貴種流離譚での主人公のようなキャラクタである。

所で、多くの貴種流離譚は単身で離れた地域に送られてしまうようだが、高千穂には大賀美というメイドがついて来ている。胆力があって聡明で舞台の実力もある完璧なメイドだ。実際、森保に言い返すし、あの雪代にまで評価されている。しかし、高千穂と大賀美の2人揃っても雪代にはレヴューで敵わず、上掛けを落としている。能力はあるがまだ彼らはまだエーデルではないのだ。

今のフラウ・プラティーン

エーデルの中心たるフラウ・プラティーンは現エーデルでは圧倒的な王として雪代晶がその座にいる。雪代個人の認識としては含みはあるにせよ、総体としては雪代あってこそのエーデルである。

しかし、中等部を見るとそこは微妙だ。高千穂がそうなりそうではあるものの、実力としては大賀美、意欲としては森保のようだ。一方で雪代の王の有り様が示されたからこそ、王の有り様に幅が出たようにも思える。雪代は実力があるからこそ王としての威容もあるという扱いだが、その威容は宰相や騎士があるからこそだという見方が大賀美により示唆されている。これによって王の有り様に自由度が生まれている。

雪代は舞台少女は身勝手で貪欲と説くが、それを雪代が説くからこそその有り様は雪代時代の話ともとれる。すなわち新たな形式の王の誕生の暗示と見る事もできよう。

主人と従者

高千穂と大賀美は主従関係だが、実力的には大賀美の方が上だそうだ。それでいて関係としても高千穂からは対等とされており、実際に大賀美も指導的な発言が少なくない。実際、大賀美の進言は受容が容易なら採用されるし、そうでなければ反発される。一定以上の信頼が成立した主従関係と言えるだろう。

しかし雪代は従者では不満だろうと問い、大賀美はそうではないと言いつつも完全に否定はできていなかった。聞き方としても舞台少女としてそれでいいのかといった問いだったので、大賀美は舞台少女としての将来像を提示せねばならなかったがそれができなかった。それを今やらなかったのは今まだその時ではないという事だろう。

舞台少女にとって舞台少女たる理由は重大事である。演出的にもその理由はレヴューのテーマそのものになる。それが今回、大賀美には明示的に描写されなかった。愛城のように乗っ取って自身のレヴューにしてしまう事もなく、救援としてのレヴューとなってしまった。何を表現したいか、何になりたいかを示す事なく舞台に立ってしまった。ここだけ見れば主人について行っただけの従者である。

運命のレヴュー

大賀美は高千穂の為に舞台に立つと言い、実際に立った。レヴューで負けはしたものの、それを達成した。しかしそれは自身あるいは高千穂に立った考えである。現時点では舞台への、客席への意識があまりない。

ゲスト出演者はジョークのように客席を扱っているが、大賀美はその意識が不足している。一方で主人たる高千穂は舞台に立つ恐ろしさという意味で観客を意識してしまっている。そういった意識の差があるにも関わらず大賀美はこうあるべきと高千穂に説いている。だからこそあの場面では突き放されたのだ。

シークフェルトではエリュシオンをエーデルが演じる為、演目も出演者の人数も決まっている。だからこそどのポジションで何を表現するかが重要だ。しかし大賀美にはそれがない。表現する実力がありつつも主人を守るという目的で舞台に立っている。王には宰相や騎士がいると言ってはいるが、自身がどれとまでは言えない。ポジションゼロに立とうとする森保や自分のできる事をやるというリュウとは対象的だ。

ただ、これを初めから持っておく必要はない、レヴューの末に見つけてもいいのだ。それこそがスタァライトである。その時、誰とレヴューすべきか。言うまでもなく高千穂相手だ。守りたい相手がいるから舞台に立つなら自分の配役もその相手の配役も決めなければならない。守る為に対峙しなければならない。

Regalia -継承-

高千穂が王となる事は既に暗示されている。しかし今回敗北を経験したからこそ、勝って当然の栄誉では王としては不適当だ。そこで高千穂にとっても大賀美はレヴューの相手としては適当となる。雪代からエーデルに及ぶと評価されているのだ。元より因縁がある強敵は王位を示すのに格好の相手だろう。

すなわちそのレヴューは王位を示すためのレヴューとなる。その為のレヴュー曲がRegalia -継承-だったのではないか。これから王位を、ポジションゼロを決めるための曲だ。アニメであればStar DivineやStar Diamondのような位置だ。最後の舞台そのものではなく、どのような配役となるかを決める曲なのだ。新たの王の誕生とその未来を示しているのだ。

まとめ

高千穂ステラがプラティーンになるには王位を示す必要があり、それは大賀美詩呂とのレヴューとなるだろう。このレヴュー曲はテーマとしてもRegalia -継承-となるだろう。

そして今日が大千秋楽の少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The STAGE 中等部- Regaliaを見に行こう。



2021年に印象的だった購入品

2021年も色々買い物をした。

Dyson V7 Slim

正月のセールで安かったので購入した。スティックタイプの掃除機は初めてだったので取り敢えず使えている以上の感想がない。なお、購入したのはSlimだがAmazonにはなかったのであるものを紹介している。

上述の通り、こういったタイプの掃除機が初めてなので吸い込み性能はよくわからないが、不満はなく使えている。ただ、よく吸い込むといった印象はない。例えば窓のサッシのホコリ等を吸い込む事はできない。

また、紙パック不要なのは便利かと思ったが、構造上ゴミを捨てる際にホコリが舞ってしまう。紙パックは取り出してそのまま捨てられるのでそちらの方が衛生的に感じる。


Anker PowerConf

在宅勤務用に購入した。今年買ったもので一番便利なものの1つだったと思う。

これまでヘッドセットを利用していたが、眼鏡で長髪だと邪魔で仕方なかった。そこでスピーカーフォンを導入すると圧倒的な開放感を得られた。本機がいいかは別として、ヘッドセットでの電話会議に不満を抱えている場合はまずはスピーカーフォンの導入をおすすめしたい。

電話会議としてはSkype/Teams/Zoom/Discordを利用しているが、音声でトラブルになった事はない。ただ、マイクのon/offがサービスと本機の間で同期されない事はあった。実用上、本機をオフにしておけばサービス側の状態に関わらず入力がオフになるので問題はない。


Fire HD 10 Plus

タブレットが欲しくなったのでスタンドごと買った。Androidタブレットが欲しいならFireではなくAndroidタブレットを買うべきだったと理解した。

Fireは実質Androidだというイメージがあり、出たてだったので買ってみたが、FireはFireでありAndroidではなかった。実質的にはアラームとニュースの読み上げ、Amazon Musicの再生機になってしまっている。それはそれで便利だが、それだけならただのスマートフォンでよい。使い方をもっと具体的にイメージしてから買うべきだった。

一方で充電式のスタンドは置くだけでいいので便利だ。Fireは必要ではなかったが、Fireを買うならスタンドは必要だろう。純正であるべきかはわからない。


ヨガマット トレーニングマット

リングフィットでドタドタすると隣人に悪いかと思って購入した。リングフィットに飽きた今はエアロバイクに敷くマットの代わりになっている。


Xbox ワイヤレス コントローラー

エースコンバット用に購入した。エースコンバットにはあってよかった。ただ、私はまだそういうゲームをエースコンバットしかやっていないのでこのコントローラがいいのかはわからない。

フィットネスバイク TR FB003-XB

リングフィットに飽きたので購入した。今はコート掛けになっている。


PA279CV-J

急に4Kが欲しくなったので購入した。やはり4Kはよい。

27インチなので100%表示は辛い為、125%で表示している。やはり1画面から得られる情報量は大いに越した事はない。YouTubeの動画でも4K対応が増えてきた為、高精細な動画を見られるのもよい。

現状は4K2Kのデュアルディスプレイなので早く4K4Kにしたいものだが、インタフェースの選択を上手く考えたい。


Pixel 5a (5G)

Pixel 3aが下取り対象だったので実質1万円引きで買った。特に不満はない。

本当に不満がなく、特徴がない。まさにリファレンスモデルといった所である。カメラが優秀らしいが、たまに写真を取るくらいの人間では差はよくわからない。

一方、本機に限った特徴ではないが、eSIMは非常に便利である。RakutenをSIMで使いつつ、povoとIIJをeSIMで使っている。SIMを安く運用するならeSIMは必須だろう。

store.google.com


Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

アクティブノイズキャンセリングやLDACが欲しくて購入した。1万でANCがどういうものか知れたと思えば適度なのかもしれない。

屋外や電車内でアクティブノイズキャンセリングを有効にすると確かに静かになったような気がするが、無音になるわけではない。周りがうるさくても小さな音量でも聞く事ができる機能と理解した方がよさそうだ。一方、極めて静かな屋内だとかえってノイズが乗るような気がする。静かな場所で使う機能ではないようだ。

LDACのよさはあまりよくわからなかった。ただ、Amazon Music HDでHD対応でも複数の規格があるとわかったのは面白かった。


ヘアードライヤー イオニティ EH-NE5G

髪も伸びて早く乾かしたいと思って購入した。髪は伸びていくので早く乾くようになったかはよくわからない。

10年以上前の古いものに比べて明らかに風量が強くていい。風量が強すぎて初めは冷たくも感じたが、大分慣れてきて暖かさや扱いがわかってきた。ただ、ちょっと重い気もする。あくまでちょっとなので気になる程ではない。

2021年現場で聞いてよかった10曲

2021年もイベントによく行った。今回は現場で聞いてよかった10曲を上げていこうと思う。1主体1曲を心がけた為、漏れている曲も多くあるが、試聴して興味を持ったら他も聞いてみてほしい。

ゲキドル

歌唱: 守野せりあ(CV 赤尾ひかる)、各務あいり(CV 持田千妃来)、中村繭璃(CV 佐藤亜美菜)、浅葱晃(CV 山本希望)、藤田愛美(CV 髙野麻美)、山本和春(CV 秋吉あや)
作詞: 中土寛子
作編曲: 中土智博

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これだけは他と違い、ステージで歌われたわけではない。会場内でかかっていただけである。しかし、ゲキドルを脇において2021年を語る事ができない以上、会場でかかっていただけでもやはり価値があると思う。やはりゲキドルはいい。しばしば通った池袋のアニメが好きだ。

空のエメラルド

歌唱: 22/7
作詞: 秋元康
作編曲: 古川貴浩

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全曲ライヴもあった為、どれにすべきかとても迷ったが、やはりアニメの印象は強い。2021年で一旦の区切りがついたようにも思え、そうした意図はないものの区切りとしてエンディング曲を挙げたようになってしまっている。

どちらかと言えば大人しめの曲でしんみり聞きがちではあるが、動画を見てもらえば分かる通り、割とダンスは激しい。タイアップ曲だけあって個別に担当パートがあるのもいい。一方で、私が目にしたのは10人バージョンや9人バージョンだけだったという寂しさがある。しかしその寂しさはとてもこの曲に合う。

私達はもう舞台の上

歌唱: スタァライト九九組
作詞: 中村彼方
作編曲: 佐藤純一

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映画にせよ舞台にせよ、2021年で最も影響と衝撃を受けたのは間違いなく少女歌劇レヴュースタァライトである。同じ映画を20回近く見に行く事なんてもうないだろうし、舞台を見ながら泣きすぎて泣いている以外の感覚がなくなる瞬間が訪れるなんて想像もしていなかった。およそ祝福という言葉以外に当てはめるものを知らない。

告白星

歌唱: サンドリオン
作詞: 児⽟⾬⼦
作曲: 4s4ki
編曲: ヒゲドライバー

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この曲も歌割りを2バージョン聞いた。何故か2021年はそういう年になってしまったが、いい曲はいい。騒ぐような現場がなくなってしまったからか、大人しめの曲を現場で大人しく聞くようになった。社会が変われば聞く音楽も変わるんだなぁ。

ミライキャンバス

歌唱: AiRBLUE
作詞: shilo
作編曲: 石濱翔

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DIALOGUE+はいいと言われて、関連しているっぽいから行こうとCUE! に行ったらAiRBLUEにドハマリしていた。2021年はそういう年だったと思う。出てすぐはまるでもなく、アニメになってからはまるでもなく、偶然行ったライヴではまってしまった。

しかし思い返せば必然で、何と作編曲はあの石濱翔さんである。TACHIKAWA GARDEN STAGEで聞いた瞬間に異常に身体に馴染むと思ったら石濱さんならそうもなる。このキラキラした感じがたまらなく好きだ。

背中を合わせて

歌唱: 御台場女学校
作詞作編曲: 谷ナオキ

知る限り音源化されておらず、上記の動画で一部使用されているものしかないが、御台場のアーカイヴでOPとして見られるはずなので是非見てほしい*1。梓様の治様に向ける視線に心惹かれるはずだ。

アサルトリリィという物語の力もきっかけとしては大きいと思うが、谷さんはここ数年の作曲家で最も気になっている1人だ。レヴュースタァライトラブライブ! といったコンテンツでもお見かける事も増えてきて、更なる活躍を期待したい所である。

GROWING*

歌唱: 一柳隊
作詞: 安藤紗々
作曲: 俊龍
編曲: 大和

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そもそも俊龍が好きでアサルトリリィも好きなので必然的に候補になったが、現場という意味では伊藤美来さんも入ったバージョンで聞けた事が大きい。アニサマのキャストが公開された時点であってほしいという賭けに勝ってしまったので挙げざるを得ない。

基本的にピロピロとした作編曲俊龍といった曲が好きではあるが、GROWING*は劇中歌であり、幸せな一時を示す曲としてはこのくらい朗らかな方が合う。ステージ演出としても最終的にはまた9人に戻ってしまうものとなっていて、この朗らかさが切なさをかえって強調するものになっていた。そういう落差を見る為に現場に行っている。

ターミナルセンター

歌唱: harmoe (カバー)
作詞作編曲: 春野

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harmoeは表現力があるからこそカバーがよい。中でもターミナルセンターは特に舞台的な演出がなされており、2人の得意分野の1つと言ってよかったと思う。披露されたcanvas session IIは1日3ステージだったのだが、その中で2人の関係が変化していくのもいい。音楽は物語といっしょに歩くというコンセプトをまさしく表現したものであったと言えよう。

Life Goes On

歌唱: JUNNA (カバー)
作詞: 有坂美香
作曲: 梶浦由記
編曲: 梶浦由記西川進

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梶浦さんは最も影響を受けた作曲家の1人であり、、またLife Goes Onは思春期に聞いていたものなのでそもそも印象深い。企画がSEED特集だったのか、他の人のカバーもあったが、それを聞いてカバーだとこういう感じになってしまうんだなぁと距離をおきかけていた。しかし、JUNNAによるカバーはそんな距離は簡単に飛び越してくるものだった。

もう完全に次も梶浦さんにJUNNAの曲を書いてほしくなったし、過去のカバーもしてもらいたくなった。そのくらいの衝撃だった。こういう不意な衝撃があるからフェス系のイベントも外せない。

2021年4Q参加イベント

リアルイベント

プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第2章 公開記念舞台挨拶 (2021/10/03)

情勢もあり、第1章の時はオンラインでの舞台挨拶なっていたが、今回はようやく現場で見る事ができた。次はどうなるのだろうか。

それにしてもこのメンバーはよく喋る。司会を超えてよく喋る。それをコントロールしている大地さんはやはり役柄にも増してリーダだなと思わずにはいられない。

TVアニメ「SHOW BY ROCK!!STARS!!」ガールズバンドふぇす!!2021 夜の部 (2021/10/03)

夜のみ参加した。SB69も10年近く継続しているコンテンツであり、その時代の変化を感じるライヴであった。音楽に詳しくないのでふわっとした印象しかないが、10年前なら競合はクリティクリスタになり今ならREIJINGSIGNALといった変化は時代の変化だろう。勿論、プラズマジカとMashumairesh!! の違いもそうだろう。まぁ音楽性が違うだけなのかもしれないが、素人目には時代の違うのように感じた。

そういった時代の変化を見られるのは長期コンテンツの強みであり、それを維持できる大手企業の強みである。例年に増してポニーキャニオンに通っている。

harmoe canvas session Ⅱ (2021/10/09)

harmoeはあまりに自分に都合がよすぎる。そう確信したイベントであった。リリースされた楽曲は勿論、カバー楽曲まで極めて好ましく、そしてharmoeらしい。自分の言語化できていなかった好きなものがどんどん出てくる。そんなものに出会えてしまったんだなぁ。

スタリラpresents「ラジオスタァオーディション!」夜公演 (2021/10/10)

ライヴや舞台なのでお見かけする方達ばかりなので役でなく割と自然な姿を見られたわけだが、おおよそイメージ通りであった。ボケていそうな人はボケている、しっかりしている人はしっかりしている。しかし前者であってもステージではあれだけしっかりしているのだから役者はすごいものだ。

アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院 「シュベスターの秘密」 (2021/10/15, 21, 24)

誓いではルドビコのランドスケープを概観したような感じだったが、秘密の方では文字通り秘密が明かされたという印象だった。アサルトリリィは姉妹とリリィの物語だ。ああ、聖恋よ、思いを叶えんが為に力を欲する聖恋よ。なんて魅力的だろう。

鬼頭明里 バースデー&デビュー周年イベント「smiley anniversary vol.1」夜の部 (2021/10/16)

Star Arcが聞けてよかった。

ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ 佐賀よ共にわいてくれ~ (2021/10/17)

一般で買ったのでほぼ最後尾だったが、こういったライヴは大きな音で聞く事が重要なのでまず現地にいる事が重要である。今回までに各人が別現場などで経験を積んできているからか、単純にパフォーマンスとしてとてもよいものだった。

中でも多野さんと田中さんは飛び抜けている。知ってはいたがやはり飛び抜けている。特にサポートする立場でそれを強く感じた。例えば激昂サバイブは河瀬さんがセンターで2人はサポートするポジションなのだが、そのポジションでしっかりもり立てるのは実際難しい。この2人だからこそできるというかなりテクニカルなものを感じた。

それに加えて田中さん個別としてはリトルパラッポって人が歌えるんだという率直な感想になってしまった。

Photon Maiden 1st LIVE First Contact (2021/10/22)

実際、2021年で最高のライヴの1つだったと思う。曲がいいし、キャストはそれを表現できる人達だし、振りコピも楽しい。

Photon Maidenも大概都合のよすぎるものだ。ただ、こちらは言語化できているがなさそうな好きなものが出くると言った印象が強い。

例えば、ラスマス・フェイバー岩田陽葵さんが歌ってくれると極めて嬉しい事は知っていたが、そうだったらいいなという話であってあまり想定しているものではない。しかし、Photon Maidenではそれが実現してしまっているのである。わかっていて好きなものがどんどん出てくる。

DIALOGUE+ LIVE TOUR 2021「DIALOGUE+1」 (2021/10/24, 11/28)

神奈川公演と東京公演に参加した。CUE! がよかったので関連プロジェクトにも行ってみたくなったのだ。

しかし、CUE! とはかなり印象が違う。かなりアイドル要素が強く、音楽性も田淵さんの影響が強いからだろう。売れそうだなぁという印象を持った。アニメオタク声優オタクが主たる客層ではあるだろうが、そうした客層も濃淡が広まっている中、明示的にアイドル寄りの売り方をするのは戦略だなと感じられたからだ。

電音部 1st LIVE -Make Wavers- (2021/10/30, 31)

D4DJに行ったので対抗馬にも行ってみたのだが、かなり印象が違う。D4DJは雑多な感じがあってそれも楽しいのだが、電音部の方はかなり優等生である。曲はいいし、内容もとてもまとまっている。とても口当たりがよい。

しかし、ちょっと癖があった方が付き合い方がわかっていいというのが両者を比べた結果であった。D4DJは雑味のようなものを感じるし、ユニットによっては興味があまりわかない所もある。一方で電音部は全てが高水準だが引っかかりがない。曲個別としては好きなものも多いが、引っかりがあったのでイベントに行くといった感覚にならない。ただ、家でゆっくり聞くにはとてもいいから情勢には合っているのかもしれない。

はるもえtheater stage Ⅰ (2021/11/03)

初のFCイベントという形になったわけだが、実態としてはいつものcanvas sessionに近いものであった。harmoeはカバーがよいのだが、エガオノキミヘが抜群によかった。アニメを見ていないので特に思い入れもないはずなのに、一際輝いて見えた。こういう事があるからイベントに行ってしまう。

舞台「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD ~陽いづる雪月花編~」(2021/11/05)

アニメは放送時に見ていなかったものの、舞台に合わせて見たのだが、かなり好ましい終わり方をしていた。続編をやって欲しいくらい好ましい終わり方だ。やはり最後に旅に出るアニメはいい。

舞台としては演出が面白かった。プロジェクションマッピング的なもので映像が挿入されたり、舞台でも変身シークェンスをやったりと視覚的に楽しめるものだった。

アサルトリリィ Last Bullet Presents LIVE in TACHIKAWA GARDEN (2021/11/06)

ようやくアサルトリリィのイベントに現地参加できた。しかもヘルヴォルが揃ったタイミングで行く事ができた。こんなに嬉しい事はない。

数回のライヴを経てからこのライヴだった為か、内容としても遊びがあってよかった。曲をシャッフルするパートのGO! GO! リリィなんていきなりできないだろう。岩田さんは大変だぁという気持ちにはなったが、間違いなくあれは楽しい。一方で初めてライヴでは揃ったヘルヴォルの方は初めてらしくきっちりこなしていてよい。その感じがヘルヴォルらしくもある。

i☆Ris 9th Anniversary Live ~Queen's Message~ (2021/11/07)

スタッフやキャストの熟練、それが見ている楽しさ。それだけ長い期間続いているし、素人目にも分かる程度に見てきた。何事も継続が難しいとはよく言ったもので、そういった楽しさを見せてくれるのはありがたいものだ。次は10周年だ。

22/7 Anniversary Live 2021 (2021/11/14)

卒業を見届けられるのは貴重な経験だと身を持って知ってしまった。それでも全曲を現地で見られたのはいい事だ。いいパフォーマンスだった。そうした卒業メンバーを目にできたのは間違いなくいい事だった。

ANIMAX MUSIX 2021 YOKOHAMA Part2 (2021/11/20)

KARAKURI目的に行ったらJUNNAさんがLife goes onをやってくれた。世代としては嬉しい限りだ。梶浦由記を歌ってほしい歌手がいる、いい時代である。

CUE! Reading Live Vol.5〜Wind&Moon〜 (2021/11/21)

やはり倍率が高いのか、チケットが取れたのは夜の部のみだったが、とてもいいイベントだった。

前のCUE! で何となく好印象を覚えたWind/Moonだったが、その第一印象の通りとても好ましいものだった。キャラクタもキャストもかなり好みである。スタートライン用? の衣装もアシンメトリの衣装も可愛い。あれで向かい合わせに立つと左右でシルエットが違ってとてもいい。

Smewthie 3rd MEW♡ting (2021/11/23)

安かったので夜だけ行ってみたが、新規のコンテンツをやるぞという雰囲気で面白かった。おじさんや兄ちゃん姉ちゃんがいるのはどこでもそうだが、女児向けだからか女児までいてびっくりした。客も玉石混交な辺りが新規コンテンツの楽しさである。

スタリライブ配信中 出張版 (2021/12/04)

朗読という形式だったが、わりと動くし、生演奏の生っぽさがよい。今後はこうした朗読劇のような形式が増えるようだが、この形態であれば満足度はかなり高いように思う。出演者もいつもの面子で安心して見られる。スタァライトを継続させていくという点ではかなり正解に近い形態だろう。

鬼頭明里 2nd LIVE「MIRRORS」 (2021/12/04)

鬼頭さんは数年間見ているし、個人のアーティスト活動としても最初からずっと見ている。それでもコンセプトがわからなかった。役者だから求められるものは演じられるとは理解しているものの、個人として活動するならコンセプトはあるはずだという先入観がある。

しかし、コンセプトは探すようなものではなかった。見たままガールズバンドであった。複雑でよくわからないものこそがコンセプトだろうと考え始めたのが間違いだった。しっかりしていて歌える人であれば素直なコンセプトでいい。前から見ているという認識が先に立って枝葉末節ばかり見ていたが、一歩離れて素直に見るべきだった。奇しくもライヴ後に花火が上がっていたのだが、花火でも見るように遠くからきれいだなぁと見ていればよかったのだ。

「アサルトリリィ・私立ルドビコ女学院・御台場女学校」 トークショー 御台場女学校 「The Singular Ability」 (2021/12/05)

改めて御台場はいい舞台だったと思えたし、キャストのトークも面白い。

しかし、それ以上にすぐ後方の関係者席にるーりーがいて、始まって早々ステージ上の人にバラされるという自体に全てが上書きされてしまった。これだけイベントに行っていれば関係者席の近くになる事はあるし、何となく見た人だなぁと思う事はある。しかし、えらい美人がいるなぁどっかの関係者かなぁ、と思っていた人が数週間前に卒業を目にした人だと答え合わせするなんて普通は絶対できない経験だ。未だによくわからない。

D4DJ D4 FES. -Party Time- Photon Maiden公演 (2021/12/18)

やはりPhoton Maidenはいい。それを再確認するが、3Dモデルと一緒に踊るというのはなんか不思議な感覚だ。私がまだVに慣れていないからか、もっとホログラムチックのものの方がいいのか。いずれにせよ、ああした演出のパターンを見ていかないと判別がつかない。そしてそれがD4DJを追っているとできてしまうような予感がするので面白い。

Tokyo 7th シスターズ Live -NANASUTA L-I-V-E!! - Many merry party - in TOKYO DOME CITY HALL (2021/12/19)

隣に人がいるという状態は正常化されてきているという事でもあるのだが、それなりの会場では成人男性が3人並ぶときつかったりする。この時がまさにそうで、昼と夜では全く印象が変わった。席によって感覚が変わるというのもイベントが増えてきた証拠ではあるので歓迎すべき事かもしれない。

楽曲としてはBehind Moonが聞けてよかった。やはり落ち着いたLe☆S☆Caはいい。

アサルトリリィ Last Bullet Presents Idol Lily Stage (2021/12/25)

アサルトリリィに来る度に立川に来ている気がするが、その度にTACHIKAWA STAGE GARDENが結構いいなと感じている。とても見やすい。特に今回は2階サイドの最前の席もあり、この辺りもいいなぁと感じてしまった。

既に発表されていた通りソロ曲が披露されたのだが、高嶺はあなただけといった風なのに、叶星はあなたがきっかけで皆とといった差異があってよかった。この差異こそが私が2人に見ているものである。

サンドリオン『聖☆ドリオンパーティ2021~年忘れ大忘年会\(^o^)/~』 (2021/12/26)

今年は本当に色々あった。社会もサンドリオンも色々あった。そうして迎えた忘年会イベントである。

私の聞きたい告白星はきっちり聞けたし、最後のタイムトラベルもいい。曲もパフォーマンスも申し分ない。だから次のライヴも楽しみだ。メジャーデビューまで追いかけて行きたい。次を思って2021年最後のイベントを終えられた。いいイベント納めだ。

2021年3Q参加イベント

リアルイベント

Tokyo 7th シスターズ Live -NANASUTA L-I-V-E!! - in PIA ARENA MM (2021/07/03-04)

久し振りのナナシスのライヴ現場で懐かしくなった。監督が変わったり社会の情勢が変わっても過去の楽曲は変わらない。7年という歳月はコンテンツとしては長いものだ。これからどう変化していくのだろう。

Maisen Music FES 2021 「Don't Bother Us on Summer」 [DAY2] (2021/07/11)

2日目のみ3公演とも参加した。当たり前だが、いつも通りのまいせんのイベントと言った所だ。

特に1公演目は最前だったのだが、青山さんがちょっとしたギャグを言ってややウケしたら「最前でややウケすな」といった旨のリアクションをもらい、これがレスをもらうやつかとなった。

i☆Ris 6th Live Tour 2021 ~Carnival~ 神奈川 (2021/07/18)

久し振りのi☆Ris現場だった。普段は声優現場に行っているからどうしても比較をしてしまうが、やはりi☆Risはアイドルらしい。パフォーマンスが整っていて、更に余裕まである。そしてその余裕をファンサービスに回せている。いい現場だ。

22/7 1st アルバム『11という名の永遠の素数』リリース Tour 2021 Zepp DiverCity (2021/07/22)

平日なので夜しか参加したできなかったが、これまたいいライヴだった。

2回目ともなるとメンバーの特徴を見る余裕が出てくる。サリーのスタイルを生かしたダンスと目立ったファンサ、高辻さんの静と動の差、西条さんの迫力。そういった個性が見えてくる。複数回来ないとできない楽しみ方ができるとますます楽しくなってくる。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#3 Growth 7/31 18:00

これが私の祝福だ。あの眩しさを目の当たりにして祝福以外に私が持ち得る言葉がない。あまりに眩しい。

Spring☆ふぇすた2021~Happiness 4 you~ (2021/08/08)

サンドリオンは初めてだったが、これまた楽しい現場だった。メンバーのパフォーマンスも高い上に楽曲もいい。いずれもスターダスト声優部として期待されている方達なので今後も楽しみだ。アルバムの楽曲制作人も強い。メジャーデビューとはタイミングなのだと強く思うのであった。

石原夏織 SUMMER EVENT「Smile Go Happy」 (2021/08/14)

昼夜ともに参加した。まさしくファンイベントと言った所で石原さんのファン向けのイベント以外の何物でもなかった。企画やライヴ自体も面白いものだが、根本に本人のキャラクタがあり、それが楽しめてよかった。

CUE! 2nd Party「Sing about everything」 (2021/08/15)

夜のみ参加した。またぽにきゃんにはまってしまった。キャストも楽曲も極めてよい。おしゃれでキレイ系で聞いていてとても心地がいい。あの例外を除けば、この年に初めて知ったものとしては最も楽曲を聞いたコンテンツなのではないかと思う。また新しい推しコンポーザが増えてしまった。嬉しい限りである。

舞台「アサルトリリィ・御台場女学校編」 (2021/08/20, 22, 27, 29)

無限にイケメンと美少女が出てきて最高の舞台だった。殺陣やダンス、キャラクタの関係も魅力的で好きがない。なんとこれが来週から見られるのでブシロード版で興味を持った方にも是非ご覧頂きたい。楽曲も最高だ。

www.stage-channel.com

Animelo Summer Live 2021 -COLORS- (2021/08/29)

伊藤美来さんと一柳隊が同日でブシロードが何もしないわけがない。私はその賭けに勝った。

舞台「アリスインデッドリースクール・邂逅」9/10 19:00

先日の記事でゲキドルに触れたが、本舞台はそこで演じられている舞台だ。ゲキドルの方では何となくの流れしかわからなかったのだが、こちらを見るとデッドリーがループ物的構造だった事がわかる。何度も繰り返される舞台だからこそこのループ物という構造が現実にフィードバックされる。まさしくゲキドルで演じられるべき舞台だったとわかった。

FAN!FAM!!FUN!!!Limited!!!! 夏吉ゆうこ&星守紗凪出演回 2部 (2021/09/12)

やはり夏吉さんは歌えるし、星守さんは顔がいいし、まさか星天ギャラクシィクロスまで回収できてしまう。カラオケイベントは初めてだったと思うが、かなり満足度が高いものだった。やはり好きな人が好きな曲を歌ってくれるイベントはよい。

オンラインイベント

アサルトリリィ Last Bullet Presents Edel Lilie+ (2021/07/03)

イベント自体はとてもよかったのだけにイベントを申し込み忘れていたのが残念でならない。次は気をつけたい。

ウマ娘 プリティーダービー 3rd EVENT WINNING DREAM STAGE (2021/08/28)

一方こちらは当たるわけないと思って実際に当たらなかったのだが、配信でもかなり手間がかかっていると如実にわかるライヴだった。まずカメラの台数がかなり多そうだし、マルチアングルも完備、スイッチングなどもかなり手がかかっているように感じた。儲かっている所は違うと率直に感じた。いい金の使い方だ。

ラピスリライツ・スターズ 1st Orchestra「LIGHT UP the MAGIC」 (2021/09/04, 05)

リアルライヴはできず、オンラインも延期、ゲームも延期と不遇な状況が続いていたラピスリライツであったがようやく開催できた。Anime Japanから追ってきたので感慨深さもひとしおだ。今後の息災を祈りたい所である。