楽曲で見る超かぐや姫!
超かぐや姫! の総括的な記事を書きたいが、どうにも書きようがない。 そこで今回は楽曲という切り口で見ていこうと思う。
Remember
作中では最初に流れる曲だが、イントロが妙にエンディングっぽい印象を受ける。 流れる場面が彩葉が帰りだった事もあるだろうし、私がレイトショーばかり見ているという個人的な都合もある。 劇中の場面にしても私にも1日の終わりに聞き始める曲になっている。
ただ、エンディングっぽい印象は意図しても作られたもののようにも思う。 何故ならこれを彩葉が聞いている時点でヤチヨにとっては終わりの始まりが来ているのだ。 クライマックスだという表現が後で出てくるが、クライマックスなんて残り時間がわかっていなければわからない。 しかし未来から来たのであれば自らのクライマックスは決められる。
だからこそ過去と夢ばかり見ている。 これからの先の未来への期待ではなく、自分の過去と他人の夢ばかりだ。 きっと、これこそがかぐやがもうヤチヨになったという事なのだろう。
星降る海
3回見てやっと龍宮城だとわかった。 それまではずっと三途の川に見えていた水の流れも、底から光を見上げる水面に変わっていった。 しかし、そんな姿は劇中では見せない。 乙姫は客人を迎え、もてなすものだ。 それは電子の海でも変わらない。
Rememberの時点でヤチヨの歌が彩葉に届いているからこそ、その次の曲という印象がある。 だから特定個人に向けた曲という感覚はあまりない。 届いたのは彩葉だけではなく、ツクヨミに来ている者達にも同様だからだ。 柔らかく包み込むような雰囲気はそのツクヨミという世界に向けたものなのだろう。
ただ、これは抱きしめられる相手がいないからこそ、自らを抱きしめているとも言える。 握手券があって、VRでは握手は出来ても、ヤチヨ側へのフィードバックはない。 ヤチヨはツクヨミという自分の作った世界をもってしても誰にも触れられないのだ。
私は、わたしの事が好き。
冒頭の"朝起きて今日は何しよう"がもう全てだと思う。 見るもの触れるものが全部楽しい、何でもできる夏休み。 何をやっても楽しくて、昨日のやり残しの続きをやったりしない。 思いつきみたいな毎日が楽しくて仕方ないのだ。
これはある意味で幼さなのかもしれないが、そうやって何が楽しいかを試していかなければ、何も選べなくなる。 その過程をやっているのだ。 だから基本的に1番より2番の方が具体的で自分を顧みる内容になっている。 落ちサビ以降はまた戻っているような気もするが、これは自分が何を楽しいかを試してみてやっぱりこれだったと戻ってきているだけである。 体験して、内省して、選択したのだ。
彩葉はそれらを一気に飛ばして、あるいは止めたまま次に進もうとしている。 かぐやは自分がやりたいと言って強制的にそのダムを破壊したのだ。 劇中ではこの曲を中断して再開する演出をしているが、その際の合間のパートで彩葉をどう変えたんだ? という質問に対して、曲の再開という形で返答している。 彩葉が自ら堰き止めていたものをかぐやが動かしたと映像的にも示していて面白い。
ハッピーシンセサイザ
私は、わたしの事が好き。ではどんなものが楽しいかを楽しく選んでいくという話をしたが、こちらはどうすれば楽しいものがわかった上での曲だ。
この曲がかかるシーンの「彩葉いないとつまんないよぉ~」という台詞が全てだよ。
ワールドイズマイン
正直、意図というか、位置づけのようなものがよくわからなかった。 こういう事もできますよ、という技術力や表現力のアピールのような感触が強かった。 これまでのヤチヨはこういうライブをやっていたと示したかったのだろうか。
ただ、「ヘイベイビー」の彩葉の表情が滅茶苦茶にメロい。 あれは本当にメロい。 それをヤチヨがまた見たいと思ったから入れたのか? それはまぁ、ワールドイズマインだよなぁ。
Ex-Otogibanashi
歌割りが面白い。 ex- という接頭辞自体が超越と過去の両方の意味で使われる。 だからこそかぐやは竹取物語を超える部分を歌い、ヤチヨはかつての思い出話をしている。 八千年も経てばどんな思い出話もおとぎ話だ。
かぐやは恐らくこの曲を難しいと言っていたと思われるが、そういった心情の面も含まれていたのではないだろうか。 2つの話を同時にしているのだから、どのように歌えばいいかわからない。 歌唱やダンスも難しいだろうが、そうした動作だけでは片手落ちだ。 しかし、いろPとしかやっていないかぐやはそれがわからない。 だから難しいという感想になったのだ。
逆にヤチヨはそれをわかった上でやっている。 そこまで汗一つかいていなかったAIがこの曲だけ汗を滴らせているのだ。 それは汗だけだったのだろうか。
瞬間、シンフォニー。
これは別れの曲だ。 では、別れとは何か。 それは出会いへの祝福だ。
全体的に花火だった。 いつかは散ってしまう一瞬の美しさ。 とても映像的に感じる曲だ。 またたいて、またたいて、散る。
Reply
こちらはRememberにも増してEDっぽい。 イントロ部分が本編映像にかかるタイプのEDだ。 だからイントロはループしている。 ここからEDですよと宣言しているのだ。 テレビアニメだとそれを何話もやっていく。 そうして視聴者をこの音が聞こえたら終わりなんだという気持ちにさせる構造をしている。 だからこ、Rememberと同じメロディなのだ。 視聴者の回路を組み替えているのだ。
しかしかぐやはそんな事を意識しているわけではない。 恐らく卒業ライブでは1番までしか出来ていなかったと思われるが、そこに彩葉への想いを綴ったのだ。 ずっとずっとつまらなかった世界にいたからこそ、こんな彩り豊かな世界を見せてくれた彩葉へ歌を書き残したのだ。
だから2番は彩葉側の歌になっている。 曲名通り、曲の中でかぐやに対して返歌をしているのだ。 かぐやが自分について歌っていたからこそ、自覚的にならなければならない。 そこでかぐやによって変わった自分を理解したからこそ歌を返せたのだ。 かぐやを求められたのだ。
なら残りの部分は何かというと、ある種の宣言だと思う。 言葉は過去の事象を固定化するものだが、それは未来にだってつけられる。 決めた未来があれば名前をつければいい。 めでたしめでたしで結べる物語を描けばいい。 それができるのが歌だ。
ray
星屑も燃えれば瞬きになる。 流れ星はそういう現象なのだが、人にとってはその塵は過去だったり痛みだったりするのだろう。 そういうものを燃やして生きていくのかもしれないし、そういう人を見上げるだけなのかもしれない。 それでも眩い輝きはある。
多分、私は超かぐや姫! にそれを見たのだと思う。
メルト
rayは感情的に、もはや感傷的にさせようとするアレンジだと思うが、こちらはあまりそういう印象はない。 勿論、思い入れのある人にはそうかもしれないし、テーマに対してそれを感じる人もいるだろう。 だが、一番自由に聞ける曲の気がしている。
もう20年近く前の曲なのでもはやクラシックだ。 だからこそ市中に様々な感覚の人がいる事が当然だろう。 また、劇場公開の都合で、この後にrayのMVが入っている。 最後の曲のようで、本当に最後の曲はこの1つ前の曲という曖昧な塩梅だ。 しかも宣伝の都合上、それは多くの人が知っている。 故にある意味でリラックスして好きに見られるパートなのだ。
そして何より、かぐやがOKなんて言っているのだ。 自由に聞いてOKだろう。
2026/01 参加イベント
俊龍B ~Bとは!?~
年始から楽しすぎた。 現場というものはこういうものでいいんだ。
もう全部楽しかった。 Dystopiaが久しぶりに聞けてよかったし、明日への道~Going my way!!~ は世代だし、ゆいかおり15周年はなかったのにIntro Situationまで聞けてしまった。 本当に俊龍の曲が好みらしい。
お目当てではなかったのだが、LarmerRさんがアイドルでバンドセットというのも非常によかった。 ベースやドラムが非常に格好いい。 最後のDear Future Lightなんてただただ楽しかった。
当然お目当てだったSPR5は期待通りアルキオネが聞けてよかった。 アルキオネは本当にいい。 聞きたい聞きたいと騒いだ甲斐があったというものだ。 勿論インコンプリートノーツもいい。 まさかあんなベースになるとは思わなかった。 昨年はベースが聞けるようになったのでこういう音も楽しめるようになった。
そして何より半音階のLabyrinthだ。 事前に聞いて結構いいなとは思っていたが、現場で聞くと想像をはるかに超えるよさだった。 俊龍にはストリングスがほしいものだが、まさか本人がヴァイオリンを演奏するとは思わなかった。 間奏で急に弾き始めた事自体もよかったし、弾き終わってからも弓を持ってパフォーマンスをするというのも滅茶苦茶に格好よかった。 曲の中盤で今年振り返っても屈指の曲になるだろうと感じたが、もうその弓の扱いを見た時点で2026年の上位10曲に入ると確信した。 曲としてもパフォーマンスとしてもあれを超えるものはそうそうないと思う。
Arika EP「rotten sample」発売記念イベント
久し振りに屋外のフリーライヴに行ったと思う。 色々な都合があるとは思うが、お金は払うからライヴが待ち遠しくなってしまった。 それとすごく迷ったので次は覚えておくようにしたい。 もう思い出せないので難しそうだなぁ。
Parabola Event Ⅱ -Parabolic LIVE-【第2部】
先日のテトテがよかったのでついついそれと比較してしまうが、テトテは合っているけどParabolaは合わせているという感じがした。 Parabolaはそれだけの技量がある人達だし、全員揃ったのが当日のようなので、個人の実力で合わせられてすごいと評価すべきなのだろう。 しかし、テトテの合わせてきた時間があるからこそ合っているという状態を見るとそちらに魅力を感じてしまう。 時間の作る物語だ。
もちろん、Parabolaが悪いとは全く思わない。 むしろ、作中におけるアカペラのプロとしてのParabolaを見るなら、今のように技量を見せつけた方がいいすら感じる。 これは単純にどんな物語を受容したいかという違いでしかない。
が、その上で6人揃ったParabolaを見たい。 あのループマシンにはできない姿を見せてほしいのだ。 それがうたミルはできると期待してしまっている。
カードファイト!! ヴァンガード 15th Anniversary ブシロード新春大発表会2026
誰を見に行ったかよくわからないタイプのイベントだった。 DDなんて人が沢山出るイベントに行けばそうなるだろうという話なのだが、それをそのままやったのがこのイベントだったと思う。 一通り全部やればそうもなる。
最近は舞台の人だと名乗っているのでタタラの唄姫が狙いのような気もするが、発表会としてはやや微妙に感じた。 パフォーマンスとしてはしっかりしているが、プロジェクト発表の場なのでどういうプロジェクトなのかの紹介が欲しかった。 知らない人からすれば、よくわからないけどまた女の子が戦うやつ? と思って終わりだろう。 物語の概要説明は短時間では難しいにしても、せめてキャラの紹介くらいちゃんと時間を取るべきだったのではないか。 コンテンツは物語があって続くものだからそれを感じさせるものが欲しかった。
その点でZERO RISEは好印象だった。 使える時間の違いもあるにせよ、ちゃんとキャラ紹介をするし、バスケの殺陣は私から見ても新鮮だ。 女性向けは当たれば大きいので力を入れているのだろうが、それ以上に初見の人に向けた発表としていいフォーマットだった。
時間も長く発表も多いのでどうしても近そうなものを比べてしまう。 他で言えばリアロマさんとゆめみたさんも比べていた。 リアロマさんはパフォーマンスは素晴らしいし見た目もいいのだが、知らない人からすればアイドルが出てきたなで終わってしまう。 ゆめみたさんの方が知名度が高そうだし、曲も乗りやすい。 どちらが印象に残るかは明らかだ。 両者のライヴパートだけでもその印象だったのに、それを決定づけたのは熱風海陸ブシロードだ。 コンセプト的にリアロマさんはできないのかもしれないが、コミックソングをやっていたら社長が出てきた以上の印象を作る事は難しいだろう。 売り物の宣伝は難しい。
総じて、毎年こんなものなのだが、今はブシロードの株主になっているからやや厳しく見るようになってきたかもしれない。 特に社長による事業説明を見ると投資はいいけどいつ黒字になるんだろうくらいの考えがちらつく。 こんな調子なら株主総会にも行くべきかもしれない。
シャインポスト Be Your ライブ!ep.01 @Yokohama Bay Hall
あまりに楽しかった。 シャインポストというコンテンツが象徴としてのシャインポストに近づいていくと改めて感じてしまった。 その輝きを追いかけていきたい。
正直、どの曲もよすぎたのだが、Sweet Surrenderから始まったのはえらい驚いた。 言われてみればこの曲から始まるのがシャインポストなのだが、それでもここから始まるとは思わなかった。 しかしこれ以上にep.01の始まりに相応しいものもない。
それに続くRain of BulletsXXの大変よい。 HY:RAINはどれも好きなのだが、熊沢世莉奈さんのパフォーマンスがあまりによかった。 あれを見たらおかしくなってしまう。 経歴的にそうかなとは思ってはいたが、ダンスを含めて身のこなしがよすぎる。 HY:RAINの曲はダンスが強いのでそれを示せると格段に魅力が増す。 それを改めて感じさせられた。
ボーダーライトも嬉しい。 もうゲームをやってからずっとあのダンスを見たかったしやりたかった。 それがこうして叶えられるなんてこんなに嬉しい事はない。 ゲームをやっていて本当によかった。 ライヴの楽しさが段違いだ。
ライヴの楽しさにそこそこ振りコピが含まれている私にとってはやはり一歩前ノセカイは外せない。 あんなキャッチーで踊りやすいサビのダンスなんてもう踊る為にあるようなものだ。 人気曲だから今後もやるだろうし、オタクくんは覚えよう。 私は嬉々として昼から踊っていたが、夜にかけて増えていった気もするから安心して欲しい。 そんなダンスも覚えられる上にアイドルの武道館も迎えられるシャインポスト Be Your アイドル! 発売中だ。
そしていつも楽しいと言っているLife goes on!はやはり楽しい。 飛び跳ねていたらいつのまにか終わっている。
もう今からep.02が楽しみでならない。 クラウドファウンディングは始まったらすぐ入ってしまうだろう。 その先にあるライヴを待ちきれない。
Re:ステージ!ジョイントLIVE!!-Rock’n’Roll PARTY!!Ⅲ-
リステの現場は独特だ。 コンテンツらしからぬ自由さ、あるいはゆとりがある。 アニメをやってゲームを続いているコンテンツでこんな形態のものを私は他に知らない。 だが、これがとても性に合う。 好きに曲を楽しめばいいのだ。
今回はトライアムトーンが中心だったのもあって、トライアムトーンの強さが出た回だったと思う。 乗れる曲が多いだけあってバンドと相性がとてもいい。 飛びたい瞬間に飛べるリステという現場を活かしたライヴができるユニットだと思う。
ただ、一番楽しかったのはカナリアの待ち時間だったかもしれない。 後半になってもうアンコールの最後で全員でカナリアをやると完全にわかった。 そのやるぞやるぞという高揚が周囲からも感じられて、カナリア自体も楽しかったが、待ち時間も楽しかった。 ここで外さないのもリステへの信用として積み重なっているのだろう。 だからこそ生まれる高揚感だ。 こういう現場は大事にしたい。
ウタヒメドリーム AUDITION FINAL
実質的にはオーディション番組の公開収録だった。 こういう経験が少ないので収録自体は面白かったが、オーディション番組は合わないようだ。
素人からすると候補者の誰が選ばれても説明できそうなレベルに思えたからこそ、オーディション結果はどうやっても十分な納得感は得られない。 恐らくオーディション企画はレベルが高い程、構造的に納得感を得にくいものになるだろう。 私はそこが合わないようだ。
それに関連するが、選考理由もよくわからなかった。 キャラクターマッチングが最終的な選考理由となったようだが、どこがマッチしていたのかを言われなければ理解しがたい。 こういう企画はキャストとキャラが同時に変化してしまうので、現状でのマッチングだけでは不足する。 だから現在の相性とともに将来的な変化を含めての適合性が評価されているとは思うが、それすら言わないのだ。 そもそも選考理由は魅力と言い換えられる要素である。 折角受かったのだから、そのお二人の魅力を広く言ってあげてもいいと思ってしまった。
忘却と仮面、Ave Mujicaの神
これまでのあらすじ
感性としては下記の続きである。 今回は13話までの総括と特に何故あのような終盤だったのか、及び今後への期待について触れていきたいと思う。
始まりの物語
最終回になってもAve Mujicaは舞台だった。 それこそがAve Mujicaの物語だ。 物語でしかないとも言える。 MyGO!!!!! が今この瞬間を叫ぶバンドなら、Ave Mujicaは物語の中でしか叫べないバンドである。 Ave Mujicaは今そこにいない。 MyGO!!!!! は叫ばずにいられない世界にいるが、Ave Mujicaの世界はそのままでは叫べない。 物語を通してだけ、それまでの自分とは切り離された世界でだけ、叫ぶ事ができる。
だから忘却の女神が現れた。 忘れればよいのだ。 恐れを、愛を、死を。 神ならば忘れさせる事ができる。 騎士としてAve Mujicaに加わる事は福音だ。
ドロリスはそうできなかった。 忘れたい者ではなかったからだ。 会うべきでなかった祥子にまた会いたかった。 祥子を忘れる事こそが悲しみだ。 しかし、初音のままでは忘れるしかない。 だから、初音ではいなくなった。 初華という物語を始めたのだ。
初音の為の仮面
Ave Mujicaのメンバーは自分が自分でしかない事に自覚的だ。 だからこそ仮面を付ける事に意味があり、外した影響もある。 祥子から渡された仮面を、Ave Mujicaになる為につける。
しかしそれは初華の為の仮面であった。 初音の為のものではなかった。 初音はずっと自分で作った仮面の上から、初華用の仮面をしていたのだ。
だから祥子はなかった事にした。 しがらみの全てをなかった事にした。 勿論、なかった事になんてならない。 そんな事は祥子もわかっている。 豊川家の話なんて芝居を打ったに過ぎない。 故にこれは祥子から初華に向けた脚本だ。 初華の仮面としてAve Mujicaを作り直したのだ。
Ave Mujicaの神
冒頭の神の話に戻ろう。 言うまでもなく最終回での舞台劇はこれまでのAve Mujicaをなぞったものである。 祥子も自らを元にした神を演じている。
では忘却の神とは何だったのだろうか。 忘却を忘却したいのだろうか。 忘却こそが恐れなのだろうか。 どちらでもない。 忘却は結果である。
人形達は与えられる忘却を望んでいる。 ただ、実態としては輪廻を繰り返し、彷徨っているだけである。 しかしそれを黄昏の楽園と呼ぶ。 それこそステージである。 キャストにもゲストにもないものを見せているのだ。 箱庭だろうと創世に等しい。 忘却も、なかった事にするも、その一形態に過ぎない。
だからこそ、天球ののMúsicaでは時間の話をするのだ。 光も闇も作るものなのだ。 人は時間を使ってでしか空間を把握できない。 故に時間という切り口から世界を見せる。 だからこそ忘却というシンボルが用いられた。 忘れてしまいたい現と、時間を支配し得る力と、本当の権能を隠す仮面、その3つを忘却で示していたのだ。
幕引き
舞台が現実を映し出すように、現実も舞台で見通される。 オブリビオニスが機械仕掛けの神ならばもう舞台は終盤だ。 だからこそ黄昏の楽園と呼んだのだ。 終幕が見えているのだ。
終わらない曲はない。 終わらない舞台もない。 終わりがあって初めて完成するのだ。 故にAve Mujicaも終わらなければならない。
勿論、これは私の願望だ。 しかし、私はAve Mujicaの終わりが見たいのだ。 蝋燭のように、花火のように、最後の一瞬で燃え盛る炎が見たい。 Ave Mujicaの終わりという光を目に焼き付けたいのだ。
現場で聞いてよかった10曲 [2025]
2022年以来やっていないらしいが、昨年分のイベントは全て感想が書けたのでよかった曲も書こうと思う。 こういう記事だと表がないのでnoteにも書けていい。
ライヴ10選も書こうと思ったが、10選するような数に行っていない気がするのでその代わりでもある。 過半数はライヴで聞いた曲だし、内容がよくなければその曲だけで満足する事もないので、よかったもの上位を挙げている事にほぼ等しい。
Symbol III : ▽
Ave Mujica「KiLLKiSS」購入者限定フリーライブで聞いた。 これがなければAve Mujicaの現場が苦手なままだったと思う。
私はお芝居を見ていると物理的にないものがよく見える。 現実には魔法は存在しないし、フィクションでもなければ舞台上で実際に人は死なない。 しかし、それが見えるのが舞台である。 この曲の時は完全にその見える状態だった。 以前も書いたが、寒々とした火星に立つ彼らが見えたのだ。
この時点では例の一人芝居の回の前であり、役を演じているバンドという認識であったものの、アイドルのキャラ付けのように見ていた。 しかし今になって考えると、この曲を聞いた段階でお芝居こそが物語という構成を受容できる体勢ができていたのかもしれない。 そんな見方で見ようとするとえらい大変なプロジェクトだ。 意図はしていないと思うが、そう見る事はできる。
全力Challenger
Extreme Hearts LIVE STAGEで聞いた。 こちらは完全にアニメの影響で好きな曲だ。 しかし、こうして企画の続きとしてのライヴは物語と繋がるような面もあり、気持ちの入った見方をしてしまう。
そもそもエクハの物語として葉山芸能社の所属者は再起する側であって、それを踏まえてこの曲が観客の前で歌われるのだ。 形が違うとは言え、エクハという企画もそれに近い形のライヴだった。 どうしても重ねて見てしまうし、アイドルとスポーツを合わせたこの企画自体が何かを重ね合わせてみようとしている面があったろう。 そうした意味でも象徴的な曲を象徴的な場面で歌ったと言える。 行けてよかったよ。
インコンプリートノーツ
俊龍F~死ぬほどあのコールさせてやるよ!~で聞いた。 単純に俊龍が歌ったという状況自体が面白かった。 その面白さだけでトップ10である。
Goodbye Innocence
She is Legend×トゲナシトゲアリ 「SOUL & CRY」で聞いた。 春眠旅団やCome on babyが楽しかったのだが、振り返ってみるとよかった曲はこれだったと思う。
掛け合いがとにかく気持ちよかった。 ツインヴォーカルをやるならサビのああいうものが聞きたい。 事前に聞いた段階で好印象ではあったが、現場で聞いたから好きになった曲だと言えるだろう。 やっぱり現場で聞いていいと思える曲が一番いい。
運命の華
She is Legend×トゲナシトゲアリ 「SOUL & CRY」で聞いた。 1つのライヴで2つも挙げていいのかと迷ったが、気づいたら感情が溢れてきたものを無視するのはまた違うと思って入れた。 こちらは好きな曲は何度聞いても好きというタイプだと思う。 エクハでも思ったけど、最終回が好きだとそこで使われる曲もだいぶ好きになる傾向がありそうだ。
Rerise
少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The STAGE 中等部- Reriseで聞いた。 本編後のライブパートでもあったが、やはり私は舞台の人なので劇中歌と劇伴の印象が強い。
スタァライトは歌劇なのでテーマ曲はその舞台を端的に示したものになるはずである。 Reriseはそれを率直に示していた。 少なくとも昨年に見た舞台を見た中でも、一番がこれだったと思う。
それだけに中等部はとても悔しいものでもあった。 客観的に見ればシリーズとして5本も作ってもらってそれぞれ中身もよければ大成功なのだが、それでももっと先を見せたかった。 だが、その思いすらReriseに込められているよう取る事もできる。 だからこそ、彼らの未来が輝かしいものでもあると思わずにいられない。
君の手を離さないっぽい劇伴
舞台「アサルトリリィ」 -眞說・御台場迎撃戦-の中で流れていた。 今回挙げた中でこれだけは曲ではない。 劇伴だ。 しかし、入れざるを得ないから入れた。 それだけあのシーンでこの曲が流れてよかったと思えるからだ。
どこの劇伴かと言えば、あの舞様が限界突破をしたシーンである。 アサルトリリィは人を守ったり守られたりするお話なので、全般的に君の手を離さないお話なのだが、それを物理的に示した一番のシーンだったと思う。 こうしたガールズ演劇では概ね特殊能力があるものだが、舞様はただ速く走れるだけの縮地という能力である。 しかも、他にいるこの能力者は主に舞台効果など演出面で速さを示すのだが、舞様だけは何故か基本役者が頑張って走るという形で示される。 だからこそ、君の手を離さないを物理的に示したシーンになった。 あれは手を伸ばす姿だったのだ。
あんなものを見せられてしまったら入れざるを得ない。 奇しくもタイトルがよかった歌でなくて助かった。 劇伴も曲だ。
Dance! Dance! Dance!
舞台『ヘブンバーンズレッド』で聞いた。 半分くらい舞台効果だが、逆にその力がある程度にはいい舞台だった。
個人的には役者が楽器をやらなくてもいいとは思うのだが、それでもその努力は立派なものだ。 それにこみはるさんが受けた役がギターを弾くから練習したという話は結局弾くような選曲ではなかったという点を含めて面白かった。 ただ、引けるだけの音感はパフォーマンスにはいい効果があったと思う。
舞台本編が終わってからやる曲なので、キャストも一息ついた感じの力の抜け方が曲にもとても合っていた。 気を抜けない世界で気を抜きたい瞬間もある。 舞台の緊張感がありつつもそれが抜け始める所なので、方向は逆でも状態は似ている。 意図したものかはわからないが、歩き回るめぐみんがそれに合っていていた。
思い出話
ミルふぁむミーティングⅡで聞いた。 元より曲として好きではあったが、これはアカペラ朗読劇のような形式が非常によかった。
これまでうたミルを見てきて、アカペラの上達は感じていた。 しかし、このイベントでは朗読劇の合間にアカペラを行う形式だったので感情が強めに出ていた。 当人にしても意図しないくらいに入ってしまっていたようだ。 それも技術的に成長したからこそ、その感情を込めても成立したのだと思う。 声優にアカペラをさせるという企画がやっと効いたのかもしれない。
Hang out!!!
温泉むすめ 5th LIVE Five 温☆Sparkle!!!!!!!!!で聞いた。 久し振りに楽しい曲が聞けてよかった。 やはり来い来いと思って聞けるとよい。
非常に雰囲気のいい現場だった。 年末の色々と開放された感じもあったと思う。 そういう気の抜けた感じは温泉にも合っているだろう。 昨年のいい締めであった。
その他のよかった曲
君の手を離さない
『アサルトリリィ Project 5th Anniversary LIVE CONSTELLAT10N 〜Wish Upon A Star〜』で聞いた。 そもそも舞台曲が好きでよかった。 でもまさか君の手を離さないの年になるとはこの時点では思わなかった。
倶利伽羅
Arika 3rd Live「inclusion」で聞いた。 ライヴハウスで聞くべき曲だと思った。 自宅ではこの低音は出ない。
金色イニシエィション
harmoe LIVE EVENT "entrance to harmoe world"で聞いた。 石濱翔が好き。 飛び跳ねられる曲が好き。
恋と花火
LAWSON presents IDOLY PRIDE star tomorrow 涼夏祭で聞いた。 花火の演出があったのでやってほしいなぁと思っていたらやってくれた。
Nephelis
harmoe 4th LIVE「s i k i」で聞いた。 sikiの感想自体は以前書いたが、DAY2のNephelisはDAY1の時とは別の人の人だとわかって興奮した。
女王虐殺メインテーマ
女王旋律で聞いた。 展開もあって、最初の一音で何をやるかわかった。 ああ、この痛みこそが女王ステだ。
Life goes on!
シャインポスト TINGS Virtual LIVE 2025 “Another Re-LIVE”で聞いた。 これを聞きに来たんだよ。
カーテンコールを揺らして
佐々木李子ワンマンライブ「RE;VERSI」で聞いた。 私はもう懐古主義なのかもしれないが、それでも自分でギターを抱えて歌う姿が好きだ。
今年は昨年に比べるとちょっと時間ができそうなので色々行きたい。 行けるのは現場がある内だけだ。
アフィリエイト売上2025
これまでのアフィリエイト
記録によればアフィリエイトは遅くとも2009年からやっているらしい。 ただし、利用しているアフィリエイトはAmazon Associateのみである。 しかも入金がないので久し振りに確認する事にした。
最近のアフィリエイト売上
取り敢えず直近5年を見たら下記のようであった。 全く商売にならない。 入金下限を下回っているので入金されないわけである。
| 年 | 収入(円) |
|---|---|
| 2021 | 0 |
| 2022 | 41 |
| 2023 | 0 |
| 2024 | 0 |
| 2025 | 0 |
商品紹介系のブログでもないのでAmazonのリンクを貼って効果があるとは思っていないし、所得を目指した工夫をしているわけでもない。 当然、アクセス数も少ない。 年間に100円でもアフィリエイト収入のある人は是非とも誇って欲しい。 昨年の私の時給は0円だ。
収入がない人や低い人は不老不死になるとよい。 不老不死になれば時給の概念が希薄化できる。 不死にならずとも、100年生きる人の100円と10,000年生きる人の1円の価値は等価とも言える。
奇しくも健康に勝るものはないと言えるような話になってしまった。 医療費を考えると全くもって正しい。 健康にコストをかける為にも所得を増やしたいものだ。


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