2021年現場で聞いてよかった10曲

2021年もイベントによく行った。今回は現場で聞いてよかった10曲を上げていこうと思う。1主体1曲を心がけた為、漏れている曲も多くあるが、試聴して興味を持ったら他も聞いてみてほしい。

ゲキドル

歌唱: 守野せりあ(CV 赤尾ひかる)、各務あいり(CV 持田千妃来)、中村繭璃(CV 佐藤亜美菜)、浅葱晃(CV 山本希望)、藤田愛美(CV 髙野麻美)、山本和春(CV 秋吉あや)
作詞: 中土寛子
作編曲: 中土智博

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これだけは他と違い、ステージで歌われたわけではない。会場内でかかっていただけである。しかし、ゲキドルを脇において2021年を語る事ができない以上、会場でかかっていただけでもやはり価値があると思う。やはりゲキドルはいい。しばしば通った池袋のアニメが好きだ。

空のエメラルド

歌唱: 22/7
作詞: 秋元康
作編曲: 古川貴浩

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全曲ライヴもあった為、どれにすべきかとても迷ったが、やはりアニメの印象は強い。2021年で一旦の区切りがついたようにも思え、そうした意図はないものの区切りとしてエンディング曲を挙げたようになってしまっている。

どちらかと言えば大人しめの曲でしんみり聞きがちではあるが、動画を見てもらえば分かる通り、割とダンスは激しい。タイアップ曲だけあって個別に担当パートがあるのもいい。一方で、私が目にしたのは10人バージョンや9人バージョンだけだったという寂しさがある。しかしその寂しさはとてもこの曲に合う。

私達はもう舞台の上

歌唱: スタァライト九九組
作詞: 中村彼方
作編曲: 佐藤純一

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映画にせよ舞台にせよ、2021年で最も影響と衝撃を受けたのは間違いなく少女歌劇レヴュースタァライトである。同じ映画を20回近く見に行く事なんてもうないだろうし、舞台を見ながら泣きすぎて泣いている以外の感覚がなくなる瞬間が訪れるなんて想像もしていなかった。およそ祝福という言葉以外に当てはめるものを知らない。

告白星

歌唱: サンドリオン
作詞: 児⽟⾬⼦
作曲: 4s4ki
編曲: ヒゲドライバー

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この曲も歌割りを2バージョン聞いた。何故か2021年はそういう年になってしまったが、いい曲はいい。騒ぐような現場がなくなってしまったからか、大人しめの曲を現場で大人しく聞くようになった。社会が変われば聞く音楽も変わるんだなぁ。

ミライキャンバス

歌唱: AiRBLUE
作詞: shilo
作編曲: 石濱翔

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DIALOGUE+はいいと言われて、関連しているっぽいから行こうとCUE! に行ったらAiRBLUEにドハマリしていた。2021年はそういう年だったと思う。出てすぐはまるでもなく、アニメになってからはまるでもなく、偶然行ったライヴではまってしまった。

しかし思い返せば必然で、何と作編曲はあの石濱翔さんである。TACHIKAWA GARDEN STAGEで聞いた瞬間に異常に身体に馴染むと思ったら石濱さんならそうもなる。このキラキラした感じがたまらなく好きだ。

背中を合わせて

歌唱: 御台場女学校
作詞作編曲: 谷ナオキ

知る限り音源化されておらず、上記の動画で一部使用されているものしかないが、御台場のアーカイヴでOPとして見られるはずなので是非見てほしい*1。梓様の治様に向ける視線に心惹かれるはずだ。

アサルトリリィという物語の力もきっかけとしては大きいと思うが、谷さんはここ数年の作曲家で最も気になっている1人だ。レヴュースタァライトラブライブ! といったコンテンツでもお見かける事も増えてきて、更なる活躍を期待したい所である。

GROWING*

歌唱: 一柳隊
作詞: 安藤紗々
作曲: 俊龍
編曲: 大和

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そもそも俊龍が好きでアサルトリリィも好きなので必然的に候補になったが、現場という意味では伊藤美来さんも入ったバージョンで聞けた事が大きい。アニサマのキャストが公開された時点であってほしいという賭けに勝ってしまったので挙げざるを得ない。

基本的にピロピロとした作編曲俊龍といった曲が好きではあるが、GROWING*は劇中歌であり、幸せな一時を示す曲としてはこのくらい朗らかな方が合う。ステージ演出としても最終的にはまた9人に戻ってしまうものとなっていて、この朗らかさが切なさをかえって強調するものになっていた。そういう落差を見る為に現場に行っている。

ターミナルセンター

歌唱: harmoe (カバー)
作詞作編曲: 春野

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harmoeは表現力があるからこそカバーがよい。中でもターミナルセンターは特に舞台的な演出がなされており、2人の得意分野の1つと言ってよかったと思う。披露されたcanvas session IIは1日3ステージだったのだが、その中で2人の関係が変化していくのもいい。音楽は物語といっしょに歩くというコンセプトをまさしく表現したものであったと言えよう。

Life Goes On

歌唱: JUNNA (カバー)
作詞: 有坂美香
作曲: 梶浦由記
編曲: 梶浦由記西川進

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梶浦さんは最も影響を受けた作曲家の1人であり、、またLife Goes Onは思春期に聞いていたものなのでそもそも印象深い。企画がSEED特集だったのか、他の人のカバーもあったが、それを聞いてカバーだとこういう感じになってしまうんだなぁと距離をおきかけていた。しかし、JUNNAによるカバーはそんな距離は簡単に飛び越してくるものだった。

もう完全に次も梶浦さんにJUNNAの曲を書いてほしくなったし、過去のカバーもしてもらいたくなった。そのくらいの衝撃だった。こういう不意な衝撃があるからフェス系のイベントも外せない。