Lubuntu 13.10 のディレクトリメニューを使えるようにする

前にも書いたけど、Lubuntu 13.10 のディレクトリメニューはおかしい。
Lubuntu 13.10 を入れて、IME を Fcitx にした - yyasui's blog
ディレクトリを選択してやってもファイルマネージャで開いてくれない。

別にそんな事はないような、と思った人は13.04からアップグレードした人。
どういう事かというと、~/.config/lxpanel/Lubuntu/config の中身が違う。
13.04では以下のようになっている(lxle なんかでも同様)。

[Command]
FileManager=pcmanfm %s
Terminal=lxterminal -e
Logout=lubuntu-logout

これが13.10では次のようになる。

[Command]
FileManager=lxsession-default filemanager
Terminal=lxsession-default terminal
Logout=lxsession-default quit

ファイラを lxsession-default で指定してやるようになったのだろうが、この lxsession-default filemanager が曲者らしい。
https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/lxsession/+bug/1246285
バグ報告されているのでいつかは直るだろうが、現時点では ~/.config/lxpanel/Lubuntu/config を前のバージョンのようにすればいい。
つまり、2行目を次のようにする。

FileManager=pcmanfm %s

これで設定を再読込させてやれば動く。
ただ、あんまり綺麗なやり方でないし、他にもっといい方法が出ている気がする。

さて、14.04ではどうなるんだろう。

dvipdfmx で読み込むフォントを設定

Word をそうそう何台ものマシンになんか入れられないので TeX は割と使う。
そんなわけで dvipdfmx もお世話になっている。
そんなわけでフォントを入れて遊んでいたのだが、フォントマップを書いてもフォントがないとか言われたのでそのメモ。

以下に従えば出来た。
dvipdfmx の日本語フォントの設定方法 - My Emaps

要するに、任意のフォント font を使いたい場合は、そのシンボリックリンクを /usr/share/texmf/fonts/ に張ってやる。
その下に任意のディレクトリ tmp を作ってそこに張ってやっても問題なく、mktexlsr してやれば勝手にたどってくれるようだ。

$ ln -s font /usr/share/texmf/fonts/tmp
$ mktexlsr 

Lubuntu 13.10 を入れて、IME を Fcitx にした

先月、Ubuntu 13.10 がリリースされ、それにともなって Lubuntu も新しいバージョンがリリースされた。リリスノートはこちら。
SaucySalamander/ReleaseNotes/Lubuntu - Ubuntu Wiki

見た目としてあんまり変わった感じもしない。デフォルトのブラウザが Chromium から Firefox に変わったくらいか。しかし、問題が2つある。

まず、タスクバーにディレクトリメニューを追加した際、ディレクトリメニューの挙動がおかしい。ディレクトリメニューではディレクトリ構成はわかるものの、そのディレクトリを開く事ができなくなっている。これは誰か解決して下さい。

次は IME の挙動だ。Ubuntu 系のデフォルトの IME は iBus である。この挙動がなんか気持ちの悪い事になっている。アプリケーション間で共有するし、US キーボードとは相性の悪い使用感がある。そこで、IME を Fcitx https://fcitx-im.org/wiki/Fcitxにした。

手順は第297回 Ubuntu 13.10でインプットメソッドFcitxを活用する:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社を参考にすればよい。要するに次の通り。

$ apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-libs-qt5 fcitx-frontend-qt5

そして[言語サポート]から[キーボード入力に使う IM システム]で fcitx を選択してやればいい。これでもう使えるはずだが、私は再起動しないと挙動がおかしかった。

使用感としてはいつもの感じといった所。前の方がよかったという人は切り替えてもいいかもしれない。なお、先の記事によれば重要なバグがあるらしいが、まだそのバグには遭遇していない。

Lubuntu 13.04 に乗り換えた

タイトル通り、Lubuntu 13.04 がリリースされたのでそれに乗り換えた。
12.10 とあまり変わったような気がしないが、その分、使いやすさも変わっていない。

強いていい所を挙げるならば、ドライバ周りが改善されたらしいことだ。
ある DELL のノート PC のタッチパッドが Windows の時と同様に使えるようになっていた。
普段はマウスなのであまり効果が実感できないが、改善された点とは言えるだろう。

一方、ライブラリが変更されて、SRWare Iron が使えなくなっていた。
libudev.so.0 がないと言い出すのである。
現在入っているのは libudev.so.1 なので動かないのだ。
2013-04-27 - 試験運用中なLinux備忘録を参考にして、直接 libudev.so.0 を入れてやったら無事使えた。
なお、Lubuntu では Chromium がデフォルトとなっているが、これは特に問題なく起動できた。
それ以外のソフトでも私の使っている範囲で問題はなかった。

Mageia を試してみる

DistroWatch を見てみると、MageiaUbuntu を抜いて2位となっていた。ちなみに1位は相変わらず Mint である。さて、この MageiaMandriva からフォークされたディストリらしい。この意味では先日記事を書いた PCLinuxOS と同じである。

毎度の事ながら、VMware にインストール。最初に日本語を選択すればインストールは全て日本語で進む。また、デスクトップ環境はインストール KDEGnome そしてカスタムから選べ、カスタムを選択すると LXDE も選択できる。普段、LXDE なのでここでも LXDE を選択した。

ほぼ完全に日本語化されているようだが、そんなのはもう珍しくない。パッケージ管理は rpm で慣れていないが、GUI でも管理できる。とても普通に使える。だが、Lubuntu で満足している人にとってはわざわざ切り替えたいとも思えない。人気があるのはどの辺なんだろうか。ライトユーザにはよく分からない。