読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

咲-Saki- 第146局[絶望]

あのあと部屋に戻ってもいろいろ大変だったんですよ


[ここまでのあらすじ]
実況以外では久しぶりの大人組が登場。はやりん、戒能プロ、佐藤アナの3人である。時系列としては例の女子回の翌日なのでそれに言及。はやりんは酔うと大変らしい。高校生組の方はといえば爽の過去が語られる。子供の頃にカムイに助けられてからと思われているようだ。そうして得たカムイのホヤウは能力の非干渉化、アッコロはツモ河山を赤く染めるというもの。本作2度目の数え役満で大逆転。ついに有珠山が2位、そして清澄は最下位へと転落するのであった。


戒能プロの見立てによると、爽の召喚したものはスネイクとオクトパス、特にスネイクはマヤのククルカンに似たものに見えるらしい。ククルカンといえば羽の生えたヘビであって、確かにホヤウカムイに似ている。はやりんの反応からすればヘビやタコ程度に見えるのは戒能プロだけのようである。はやりんがのどっちのようなタイプでないのなら、召喚したものを見るにも一定の能力や素質が要求されるのだろう。しかもその知覚能力は距離か何かによって減衰するようだ。改めてモノクルを割った時の咲のモンスターっぷりを確認させられる。

戒能プロもタコっぽいものも召喚できるようだが、あくまで呼び出したキングが更に呼び出すといった方式らしい。キングとはこれまでも噂として話の出ていたソロモン王の事だろう。そのソロモン王が更にソロモン72柱を召喚するのだ。タコっぽいソロモン72柱というのはいないようだが、全然別物としているし、序列1位で蜘蛛めいた多脚のバエルだろうか。まったく、召喚対象が再度召喚とはどっかのサーヴァントみたいな話である。はっきり言って強すぎる。しかし、このレベルでなければ新人王が取れないのだ。プロというのは一体どんな魑魅魍魎が跋扈しているのだろう。


佐藤アナは麻雀プロ特有の意味不明な会話にインターセプトビオランテの話をしている時にたこ焼き美味しいみたいな人である。それでも報道の人だけあって本編前日の例の恐ろしいプロの女子会を知っている様子。そしてはやりんへ刺すような視線。卓上でなくても対局は始まるのだ。しかしすかさず戒能プロの差し込み、もといはやりんとの惚気話。部屋に戻ってもいろいろ大変って何があったのか。よく分からんが、2人は同伴出勤めいたものと見てよろしいか。


爽の過去と能力、それは恐らく幼稚園児時代にまで遡る。ある時行方不明となり、赤い海水に濡れて2日後に戻ってきたそうだ。それからは数年に一度巻き込まれる事故事件にはそれらに助けてもらっているとしているらしい。迷子となって怪異に助けられ戻ってくるが結びついたままというよくある類型と思われる。昔話としか思えないが、それを誓子と揺杏は信じているようだ。信じているというより寧ろ、そういった物語の類型に従って爽がまたあちら側に戻っていしまうことを恐れているのかもしれない。行方不明となった時のように。

そんな過去の会った爽だが、やっとホヤウとアッコロの効果が判明。ホヤウは対局相手の干渉から守ってくれるようだ。これはホヤウカムイ疱瘡神を追い払った伝承によるものだろう。しかし、ネリーの瞳の炎も消しているようにみえる。咲において瞳が燃えている時は能力を発動していると考えてよい。それを消してしまったという事は能力を無効化したのではなかろうか。少なくとも爽に能力を向けていて、その干渉をなくしたから無効化した程度の効力はあるだろう。一方のホヤウは赤い姿が反射して空や海を赤く染めるという伝承から、手牌も河も山も赤く染めるというものらしい。ある意味で松実姉妹の能力を合わせたような感じである。早く高い手で上がれる相当に強い能力だ。

しかし、両方とも使いきりであり、爽も自覚する通り神頼みだけでは勝てない。まだこれから長い後半がある。そして、ホヤウは嶺上まで支配できるのか。絶望はまだ早い。