このタイミングでWake Up, Girls!のファンになった

これまでWake Up, Girls!のライヴに意識して行った事はなかった。これだけ人気のユニットだから目にする事はあったし、レベルが高いユニットだという認識もしていた。一部のメンバはプリパラやナナシスにいるから好感も抱いていた。一昨年の新章も好きだったからいつか行きたいユニットの1つだった。5月にツアーが発表された際には近くでいい所があればなぁくらいの気持ちはあった。

それが6月の解散発表で変わった。1年しない内に終わってしまう。行かないと見ずに終わるユニットになってしまう。やっと絶対に行くユニットになった。

そして、運よく大阪公演に3公演参加できた。


すごかった。個人での活動や客演等を見ているからレベルはわかっているつもりだった。しかし、それは各人のレベルを知っているに過ぎない。ユニットの雰囲気というものを全く理解していなかったのだ。

ユニットとしての活動では誰がどういうポジションなのかはとても大事だ。時間があればだんだんと定まってくるものだ。しかし、レベルの差が大きすぎるとそうも行かない。WUGレベルの人が他のアイドルコンテンツに行くと大抵リードする側だ。

WUGではそれがない。それぞれのキャラクタを出せる。本来のポジションのようなものが見えてくる。

他メンバのMCでも観客と目を合わせてくる高木さんとか、爆レスして推し変を確定させている山下さんとか、実は話を回すポジションの田中さんとか、可愛がられて照れさせられる吉岡さんとか、あの集団の中ですらダンスの上手い永野さんとか、ファンを掌握したがる奥野さんとか、ぬるっとしたトークをする青山さんとか、そんなものを私は知らなかった。それぞれのメンバを見る事はあっても、Wake Up, Girls!というユニットを見た事はなかったのだ。


まだまだ知りたい、もっと魅力を見たいと思っている内に3公演が終わった。そう思えるコンテンツが多くない事がわかってきただけに寂しくなってしまった。もう次の機会はファイナルライヴしかない。それが終わったらもう解散なのだ。

しかし、意外と後悔はない。好きになって終わりを迎えられる方がいいと思っている。単純にそれだけ魅力的な公演だった。見てよかったと心から思ったのだ。

そして思い出のパレードを目に焼き付けたい。寂しいけれど、それ以上に楽しみでならないのだ。きっと素敵なものになると確信している。