咲-Saki- 第137局[辛抱]

今回は副将戦休憩から同後半戦第4局中まで。副題の辛抱は一人沈みのユキの事だろう。

洋榎の言っていた通り、どうやらダヴァンはまだ隠し球を持っているらしい。しかもそれを監督が「まだ3か月」「ムリをして」と評しているのでまだ不安定なものなのだろうか。あるいは短期間でしか発現されていない能力であるから秘匿しておきたいという意味かもしれない。いずれにせよ、この副将戦では登場する可能性は低い。仮に一定以上の失点をしても、ムリをしてアレをやるよりネリーに任せた方が安定性が高いだろうし、ネリーの意にも沿う形になる。

一方でエトペンつながりの会ったのどっちとユキ。意外とこの世界では普及している話なのかもしれない。そうでなくても何かと共通点のある2人だ。1年生で胸が大きくて会場に先輩が来てくれる側で初出場校等々挙げれば沢山ある。まぁ一番は今後も肥大化していくであろう胸だけど。

しかし、卓上の状況は対照的だ。早めに稼いでいくのどっちと何もできずに後半戦の東場が終わっても点数を失い続けていくユキ。ただ、爽が言うように力量が同程度であれば統計的には8割は上がれない。勝っていてもまだ勝とうとするのどっちはその2割の和了率を上げていくタイプに対し、有珠山の子達は8割のしのぎ方について話しているのは中々興味深い。それを爽が面白いと言うのだから間違いなく大将戦で何かあるのだろう。何しろ、咲は末原への対応を「がんばってみたけどそれしかできなくて」と言っていた。霞さんや豊音相手のように受けた上で倒したのではなく、凌いだにすぎないのだ。能力者の登場する戦いで偶然はない。