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文具少女ののの 第1話「ののの愛しのボールペン」

ヤングガンガン 漫画

年末になっての新連載攻勢第1弾。いきなりイケメンを振ってシャーペンを愛するヒロインから始まる魔法少女物だ。明確に無生物を愛しきっているかのような表現は珍しい。麻雀が大好きとか、フェンシングが楽しいとか、そういうレベルを軽く超えてしまっている。

しかし、魔法少女物としては非常にオーソドックスな1話。振られた男が怒りにかられて怪人化して襲ってきた所で、父からもらったデバイスが主人公の声に応え起動、見事脱衣変身して浄化するというものだ。まるでプリキュアでも見ているみたいだった。魔法少女系の1話としてはこういう形式はもう完全に出来上がっているのだろう。


ただ、文具で変身というのは珍しい。魔法少女だと圧倒的にステッキとして扱われるもので変身する事が多い。そうでなければペンダントなどの装飾品、あるいは化粧品に類されるものだ。しかし、ののではそれがシャーペンなのだ。雑誌のターゲットが女児ではないので魔法少女でありきたりなデバイスである必要もない。それにしたってあまりに日用品すぎる。いくら父からもらったとはいえ、身近すぎて特別なものとしてのイメージがつきにくい。

だがその代わり、身につけていても自然という正体を隠す魔法少女にとっては必須の様子には完璧に適合する。また、アンケートから察するに他の文具も出そうとしているようで、デバイスのバリエーションを増やすのにも文具は適当だ。ハサミやカッターで敵を切るというのは容易にイメージできる。

その上、煽りにすら「絶対安心なヒロイン」などと言われている通り、ののは変身アイテムである文具を愛してしまっている。男が出てきていちゃつき始めるのを見るよりはまだ変身アイテム文具を愛している変わり者の方がいいという人への配慮にもなっている。まぁそんな読者がいるかは知らないが。


そんなわけで文具少女のののはオーソドックスな魔法少女物だった。どうも来週はギャル系美少女とロリ博士が出るようだ。いつもの展開ならきっとギャルは先輩文具少女だろう。そうやっていつもの魔法少女をやっていくなら、ライバル文具少女が出て来るに違いないし、光線を撃って身も心も撃墜するに違いないし、当然百合になるはずと期待したい。