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劇場版 アイカツ!感想

アイカツ!は主人公いちごとヒロイン美月の物語だった。劇場版とはそれを示し、それを終わらせる為にあった。あたかもあかり Generation になる前にいちごの物語の幕を下ろすかのようであった。

私は2期当初があまり好きではなかった。ライバル校ドリームアカデミーが登場して、それを取り上げる為の引き分けの連続。1期での友人間でも勝敗が決まってしまうという魅力が欠けているように思えた。

しかし、それは美月さんの登場で打ち破られた。美月さんは頂点を目指す。競って勝たなければならない。ユニットを作ったり解散したり引退したり復活したりと迷惑極まりない政治家のようだが、目指すものはアイドルの頂点とはっきりしていた。

いちごがアイドルになる切っ掛けを作り、トライスターを結成し、スターライトクイーンカップで迎え撃ち、ドリームアカデミーを盛り上げ、WM を結成してトゥインクル・スター・カップに望んだ。美月は常にいちごの、そしてアイドルの一歩先を行っていた。言うなればいちごの前にそびえ立つ崖だった。同時に追い付いてくるいちごを待っていた。

そして、劇場版は星宮いちごが神崎美月という崖を登り終えた。アイドルの頂点に立った。トゥインクル・スター・カップで破っても尚トップになれなかったアイドルランクでいちごが首位に立ったのだ。もういちごが追いかける側ではいられなかった。もういちごが崖になるしかなくなってしまった。アイドル活動を通して恋をしているだけではいられなくなってしまった。

3年に渡っていちごはファンという幅の広い人達へのアイドル活動も沢山やってきた。でも根は美月への恋心だった。それを届けたいという気持ちが大スター宮いちご祭であり、輝きのエチュードだった。それが叶って、最後に伝える思いが、Precious。ありがとう。