TV アニメの映画化が多い

ブログの方にも書いたが、ストライクウィッチーズの劇場版は素晴らしかった。夏にはなのはが、秋にはヱヴァがある。どちらも楽しみであるし、見に行くつもりだ。昨今は TV アニメの劇場化が特に多い。収益性の議論もあろうが、ここでは内容的な事について考えたい。

先程出したストライクウィッチーズだが、あれは劇場版という形式でなければ難しかったと思う。特にその1本の中で一時的な視点の交代が劇中にあるというのは劇場版ならではである。これが TV だとお当番回にしかならない。しかし、静夏というキャラを立たせる為にはそれでは弱い。501はそれだけ特別な存在なのだ。そこで1纏まりの映画という舞台において静夏の視点を用いる。こうしてやっと501に近づけるのである。エイラやサーニャの出番が少なかったと残念がる意見も見られるが、これはそれだけ彼らが特別だったからである。

このような例を考えると、これからは映画と TV が相互補完的に勧められていくものも増えていくと予想される。奇しくも先に上げた3つは全てオリジナルアニメである。まどかマギカもこれに含めてよいはずだ。対照的に、原作付きはいきなり映画化というものが多い。オリジナルは原作を待ったり合わせたりする必要がなく、映画と TV それぞれのよさを使い分けやすい。原作付きは原作にあった形態を選択するという違いだろう。

そういう訳でまたストライクウィッチーズが見たくなって来ましたね。